”地図の日”に拡げてみた1950年代の善隣出版社発行の市街図
4月19日は伊能忠敬が測量の第一歩を記した「地図の日」だそうで、19日夜は久しぶりに手持ちの善隣出版社(ゼンリンの前身)創業期の1950年代発行市街図を拡げ、観察して見たり。大分県別府市で創業し1950年代前半に小倉市(現・北九州市小倉北区)に本社を移した善隣出版社。別府市の観光案内を発行し、その中の地図ページの需要と可能性に気づいてのちの「ゼンリン住宅地図」の発行に繋がる。これらの市街図は、いわば新しい住宅地図を調査製作する前に必要な、その都市の基本地図を商品として発行していたもの。すべての都市版を発行したわけではなく、市街図の需要がある町だけ発行したようだ。善隣出版社が大分県から福岡県、山口県へと地図製作のエリアを拡大したのが1950年代。私がこれらゼンリン初期の市街図を意識的に探している理由は、ゼン...”地図の日”に拡げてみた1950年代の善隣出版社発行の市街図