「寒雀」と「ふくら雀」
「寒雀(かんすずめ)」は冬の季語です。昔は焼き鳥と言えば雀が定番で特に寒の頃の寒雀は、ふっくらと太って脂がのって一番美味しくて人気だったらしい。雀は最も身近にいる野鳥なので、普段は見かけてもあまり写欲も湧きませんが・・田んぼに餌がなくなる冬季は、人家近くに餌を求めて集まってくるので親しみやすい。寒い冬の時期の雀は羽を少しふくらませて、羽の間に空気層をつくっている姿から「ふくら雀」とも言われる。厳しい寒気を耐え忍ぶ雀たち。ふっくら丸くて美味しそう!←ウソです(笑)雀は子育てをする春から夏は害虫を食べてくれるのでありがたい鳥ですが・・近年は数が減っているそうです。その原因は、民家の屋根瓦の下など雀が巣を作る隙間が少なくなったせいだとか・・けふの糧に幸足る汝や寒雀<杉田久女>いつまでも雀や野鳥たちとも共生していけるよ...「寒雀」と「ふくら雀」