大船渡・盛の町は気だるかった
東北の地に移り住んで、早十数年。年々、身体が暑さに弱くなっていることを痛感する。寒さの方は、慣れたとは自分では思ってはいない。でも真冬の朝の気温が3度もあれば、「今日は暖かい」なんて言うようになったので、確実に慣れているのだろう。問題は暑さの方だ。静岡の海の町で、入道雲の下を走り回ったのも遥か昔。今では少し暑いと、すぐに泣き言を言う。花巻台温泉の湯に浸かり、そのまま「釜石自動車道」を通って大船渡まで行こうと思い立った。もし時間が合えば、三陸鉄道リアス線に少しだけでも乗車しようと思った。始発の盛駅周辺は以前にも行ったことがあり、歩いて写真を撮りたい。そういう企画なのだが、とにかく暑かった。ライカのモノクロ画像は、こういう場合、少しメリハリをつけてあげると格段に雰囲気が上がる。分かってはいるが、僕のダルな気分そのも...大船渡・盛の町は気だるかった