南禅寺(なんぜんじ)
京都 第二十九番 「懐深き寺に流れた盛衰の時」 日本の禅寺のなかで最も高い格式を誇り、京都五山の上におかれる別格扱いの寺です。歴史を感じさせる三門の柱、歌舞伎の『楼門五三桐』(さんもんごさんのきり)の二幕目返しで石川五右衛門が「絶景かな!絶景かな!」という名科白を廻す「南禅寺山門」がこれです。ただし実際の三門は五右衛門の死後30年以上経った1628年の再建されたものです。 藤堂高虎が大坂夏の陣で戦死した一門の武士たちの冥福を祈るため寄進したもので、上層は「五鳳楼」といい、釈迦如来と十六羅漢像のほか、寄進者の藤堂家歴代の位牌、大坂の陣の戦死者の位牌などを安置し、天井画の天人と鳳凰の図は狩野探幽筆。知恩院三門、東本願寺御影堂門とともに、京都三大門の一つに数えられています。 疏水は、琵琶湖から京都市内に向けて引かれた水路で、滋賀県大津市で取水され、南禅寺横を通り..