60年前のレンズが捉えた光
ライカの銘レンズ、初代ズミクロンM50mmF2.0(固定銅鏡タイプ)で撮影した。初代ズミクロンも、マウントアダプター経由でミラーレスカメラに使われるようになり、相場が高騰してしまった。マウントアダプター族の方は、このレンズのことを「オールドレンズ」という。まあ60年前のレンズなので、確かにオールドだ。でもデジタルから写真を始めた方は、十年も経っていないレンズのことも「オールドレンズ」と言ったりするから驚く。さて、そのオールドレンズだけど、劣化の少ないきちんとしたレンズであれば、写りは現代レンズと比べても遜色はない。まあ厳密にいえば、あることはあるのだけど、単純に劣るわけではない。劣化したレンズの曇った写りが、オールドレンズの味ではないのである。LEICAMMONOCHROME(CCD)/SUMMICRONM50...60年前のレンズが捉えた光